「今年入ってきた新人がずっとへらへらしてるんだけどどう注意したらいいんだろう?」
という事を思ったことはないですか?
ましてや注意した時や叱った時にずっとヘラヘラされていたら余計にこちらも腹立ってきますよね。
「こいつは真面目にちゃんと聞いているのか?」
「というか俺の事を馬鹿にしているんじゃないか?」
などこのタイプに出くわすといい気分にはなりませんよね。
ですが、このヘラヘラしているのはある理由があるからです。
誤って間違えた対処をしてしまうと当事者が暴走する可能性もあるので、なぜこの様にヘラヘラするのか理解してから対応に移ってくださいね。
目次
1.なんでヘラヘラしているのか?
(1)へらへらするのには理由があるんです。
これは心理学的な話になりますが、心の自己防衛機能が作用しています。
怒られてる時って皆さんもよく知っていると思いますが、ネガティブな気持ちになりますよね。
人によっては落ち込んだり、立ち直れなかったり、酷い人であればうつ病になる人だっています。
そして笑顔って自然と心が豊かになりますよね。
こういう時は体がネガティブになるのを防ぐために笑顔を無理にでも出して安定を保てるように体がセーブしている感じになります。
なので体の防御反応なので本人は無自覚、無意識のケースが多いです。
意識して直すように伝えてあげるのがいいでしょう。
2.へらへらしている時はどういう気持ち?
- 相手に気を使っている
- 怒られ慣れていない
- 怒りをこらえている
(1)相手に気を使っている
このパターンの子は、相手とのこれまでの仲や空気間を壊したくないという気持ちでしている子です。
一見なめているようにしか見えませんが、これはこの子なりのあなたという1人の上司の立て方なのでしょう。
優しく「怒られてる時は笑わない方がいいよ」と一言言ってあげればそれだけで終わるパターンです。
(2)怒られ慣れていない
優秀な人ほどありがちなことですが、優秀な人は褒められて育ってきたことばかりで逆怒られたことがほとんどありません。
なので、怒られたときにどういう顔をすれば良いのか分かっていないという事なんです。
「怒られた時ぐらい真面目な顔しとかないとダメだろ」
と思う方もいると思いますが、その経験値すらこの優秀な優等生にはありません。
そもそも怒られることがあるという認識の上で育ってきていないので、いくら優秀でもそこは自分は学ぶ必要が無いと思って意識してこなかったのでしょう。
このパターンも先程と同様、優しく「怒られてる時は笑わない方がいいよ」と一言言ってあげればそれだけで終わるパターンです。
(3)怒りをこらえている
部下を叱っている時でも一概に部下だけが悪いと言い切れないときがあります。
もちろん部下の立場としても言いたいことや言い分があったのかも知れません。
そのことを全く気にせず、上司が言いたいことだけをコンコンと叱っているといずれ部下にも限界がきます。
このパターンで怒っている時に笑っているとしたらそれは、
- 上司の言っていることが一方のみの目線だけでレベルの低さに見下す笑いをしている
- 自分の怒りを堪えるのに笑顔で荒立つ気持ちを押さえるのに必死
というパターンなどが上げられるでしょう。
どちらにせよ、このパターンの子は下手に注意していくと一触即発です。
拳を握りしめていたり、「これは何か違和感がある」と感じたら怒るのはとりあえずその程度にしておいた方がいいでしょう。