社会人になると学生時代の友達とは疎遠になるもんなんです。 

人間関係

「あいつ元気に頑張ってるかな~」

 会社で勤めている時に心に余裕が出てくれば学生の頃の友達のことを思い出します。

 新入社員であっても、会社で勤めていると気の知れた友達と会社の愚痴でも共に吐きたくなるものです。

 ですが、なかなか合える時間が無いというのが皆さんが思っているところでしょう。

 学生時代であればこれからも何かあれば集まろうとか支え合って頑張ろうという感じで硬い約束を交わしていたはずですが、都合が全く合わなかったり、友人と会う調整などをしている余裕がないという事はあるあるです。

しまいには

「このまま疎遠になってしまうのかな」

とかそんな心配をする人も多いと思います。

 今回は学生時代の旧友との付き合い方について、ほかの社会人の人たちはどうしているのかやどの様な付き合い方が良いのかを紹介したいと思います。

 まず、「なぜなかなか合えないのか?」から見ていきましょう。

目次

1.なぜ合えないのか?

 先程からも出ていますが、全く予定が合わないですよね。

 何で会えないのかを見ていきましょう。

(1)一日のリズムが違う

 皆さんも学生のころと比べて登校時間と出社時間はどれぐらい違いますか?

早い人なら始発の電車に乗って出社するという人も少なくないと思います。

 学生から会社員になるだけでこんなにも違うのに、ここにさらに勤務先の距離感などもあります。

 近い人なら「7時に起きればOK」という人も聞きます。朝だけでもこれだけ違うのに夜の終業の時間が違うのは勿論わかりますよね。

 更には会社の風土によりますが、毎晩のように居酒屋に通う会社や残業して当たり前の会社もあります。

 そして、お互いがお互いの仕事の忙しいタイミングを把握しているわけではないので

「このタイミングで連絡したら忙しいかな」

「この日開けといてと言ったら負担にならないかな」

など様々な気を遣う様になります。

 気付かない間にどんどん奥手になって予定を合わせることがしにくくもなってきます。

 例え自分が空いていても、相手は残業だらけ飲み会だらけということもあります。

時間を合わせるということは意外と高難易度なんです。

(2)空いてる時ぐらい1人になりたい

 皆さんも分かると思いますが、会社で一日上司や先輩に気を使っていると

「夜くらいは」「休日くらいは」

とゆっくりしたくなるものです。

 友達と楽しむことでリフレッシュという感覚もありますが、意外とそんな余裕は残っていません。

 もし休日に予定が入った時も内心「しんどいな~」という気持ちが押し寄せることの方が多いでしょう。

友達と楽しむ時間も勿論必要ですが、そこまでの体力が残っていない場合が現実です。

 こうやってほとんど友達と一緒にいる時間が無くなっていくのです。

2.会ってからも問題はあるよ!

 最初の内は全く問題なく話し合えますが、会う頻度というのは徐々に減っていくでしょう。

(1)境遇の変化に対応できない

所得が違う

 勤めている場所の給与などがたいてい同じなら問題ありませんが、

仮に仲の良い相手が一流企業に就職し、それに対し自分は就活に失敗しフリーターをしていた場合、気まずいことは察するが出来ると思います。

 居酒屋に行くにしても金銭感覚が違えば、店選びや注文の仕方の感覚も変わってきます。

趣味が合わなくなっている

 先程も所得についてありましたが、趣味に使える金額が違えば趣味の出来る幅も変わります。

 勿論少なければ出来る趣味も限られていますが、多ければ旅行が趣味という人も多いです。

 また会社の風土に自分も合わせていく形になり、徐々に会社のイベントが自分の趣味という感じに変わってきます。

思い出を語る飲み会の時間が勿体無く感じる

 久しぶりの再会でも、会話の内容としてはお互いの現状の情報交換と思い出話がほとんどを占めます。

 そしてこの会話の内容は、基本的にお互いの現状の情報交換以外変わりません。

 同じようにいつもの思い出話を語り合うことになります。

 やっとの思いで友達と都合を合わせることが出来て、話す内容がいつもの内容ではつまらないことも想像できます。

「こういう流れでこうなるんだろうな」ということまで想像できるでしょう。

更に家庭を持つと時間を合わせることが難しくなるので、この思い出話の為に時間を開けるという気にはならなくなってきます。

3.友達と会わなくなったらまずいのか?

まずいか?と言われるとまったくもってそんなことはありません。

お互いがちゃんと年賀状などで健康な状態ということを確認出来たらそれでいいでしょう。

 頻繁に会うよりも、お互いの夫婦同士で会ったりした方が話すことも多く楽しいですよ。

縁は会う頻度だけで深まるものではないので、違う形で縁が切れない様につないでおいていざという時に助け合えるというのがいいでしょう。

 ここからは会う以外の友達付き合いの続け方について紹介したいと思います。

(1)イベントの度に会う

 こまめに合うのは非常にハードルが高いです。

 なので、夏休みやお正月などの大規模休暇の際に会うのが予定的にも会いやすいです。

 また毎年の恒例行事にしてしまえば、毎回調整する時の気の使いあいも無くなります。

 そして空いてる休日に会わなければいけないという焦りも無くなるので、安定感で言えば一番いいでしょう。

(2)LINEや年賀状などでお互いの状況を確認し合う

 このような友達の間柄を切らさないことで一番大切なのはいざという時に助け合える中でいることが一番大切です。

 相手が困っている時や自分が困った時でも相談しやすい様な関係を継続していけるように関係性を断ち切らないことを一番に考えて動いてみるのもいいでしょう。

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