「声が小さい」って注意されたことありますか?
大概こういう注意をしてくる人は声がでかくてうるさいイメージが強いですが、声が小さい事が絶対悪いのかというとそうではありません。
声が小さいことの方がメリットが多いこともあります。
ですが時と場合によっては大きな声が出せた方が良い時だってあります。
ちなみにですが、
ドイツのアドルフ・ヒトラーもあそこまでの独裁政権が行えたのは演説にあり、その演説も絶妙に強調したいところは大きい声でそれ以外は皆に聞こえる程度のギリギリの声でと使い分けていたようです。
なので人に聞こえる程度の小さい声は必要ないとは言い切れないのです。
今回は小さい声と大きい声はどういう時に使い分けるのか大きな声を出すにはどの様な努力をすれば大きな声が出るようになるのかを紹介したいと思います。
目次
1.小さい声の役立つ時
「声が小さい」ということは一見悪いイメージしかありませんが、ビジネスシーンによって使い分けることによって巧みな営業スタイルを生み出すことができます。
だから決して「声が小さい」という事は悪いわけではないんです。
①相手を威圧しない
小さい声は確かに自信が無さそうとか、頼りないという様なイメージがありますが、逆に大きな声は抑圧的で押し付けるようなイメージがあります。
どっちもどっちという感じもしますが、営業職であれば、女性や高齢の方であれば、仮に自宅に大きな声を出す男性がセールスに来るとそれはもう「契約しろ」という威圧でしかありません。
会社側からすれば利益が出ればいいので特別何もありませんが、契約した側からすれば押し付けられたという感覚の方が強くなるでしょう。
しかしここで小さい声の人が女性や高齢の方にセールスに行けば、威圧しない感覚に親近感を沸かし、質問などをしやすくなり、契約する際もお互い満足のいく形で契約ができ、winwinの関係性になります。
よって小さい声は相手を威圧しないので親近感が湧きやすいんです。
②謙虚
小さい声には相手を尊重しているという捉え方もできます。
お客様のニーズを引き出す時などは高圧的に「これはどうですか?」とゴリゴリ行ってしまっては相手も引いてしまいます。
あくまであなたの意見を聞きますよという低い姿勢に小さい声は感じやすいんです。人と話していても自分が上に立っている方が気分がいいですからね。
そういう気分にもしてあげやすいんです。
2.小さい声ではいけない時
もちろん良い時だってありますが、悪い時だってしっかりあります。
①プレゼン発表
社内や社外でのプレゼン発表をぼそぼそという小さい声で話していては、「この計画は大丈夫かな」「あの人大丈夫かな」と思われることだってあります。
②大勢への自己紹介
大勢の前で立って自己紹介をするときに小さい声であれば「元気ないな」とか「大丈夫かな」と心配はされます。
自己紹介する時の最初のイメージがあまりよくないものになってしまうことがあります。
※小さい声の人は皆の寄り付きやすい良い人が多いので、最初のイメージが悪くても徐々に巻き返していくので全く問題ありませんよ。
③声が大きい人との会話
声が大きい人は自分の声のボリュームに慣れているので、あまり小さい声のボリュームに慣れていません。
なので「大きい声出せ」と言ってきます。
また声が大きい人に限って声は自信の現れという捉え方をしている人も多いので「こいつ自信ないんだな」と思う人もいます。
3.大きい声の出し方
1.2.の内容で大きい声と小さい声を使い分ける事の方がメリットが多いことが分かると思います。
(1)口の開け方を変えてみる
声はしっかりみんな出てるんです。
でも口が開いてないから前に飛んでないだけなんです。
なので口を開けましょう。しっかり口が空いているかは鏡で見ながら確認してみるといいですよ。
(2)一人カラオケとかもいいですよ
根本的にあんまり人と会話してこなかったり、声を発する事が少なかったのかも知れません。
思いっきり口を開けて大きな声で好きな歌を歌ってみるのも一つです。
一人で行けば周りに気を遣うこともないですし、「一人カラオケって恥ずかしい」と思う人もいるかも知れませんが、2.30代の特に女性は3人に1人は一人カラオケ経験があるというデータもある様です。
一度行ってみるのをオススメします。
(3)優しくて声の大きい人と積極的に話す
大きな声が出ないのは相手が抑圧的だからなのかも知れません。
声が大きい人と積極的に話す練習をしていれば自然となれます。
ですが、いきなりそんなにハードルが高いことをしても「声が小さい」と言われかねないので、優しくてほんわかしているのに声の大きい人いないですか?
この人明るくて元気だけど圧力はかけてこない不思議な人が稀にいるのですが、そういう人と話すと元気とテンションを上げてくれて、なおかつ大きな声で話す練習もさせてくれる最高の話し相手なので話してみましょう。