「この上司いつもだけど全く話が通じないな~」
という風に思ったことはないですか?
業務を進める中で何度同じことを説明しても理解してもらえていなかったり、求めてもいない良く分からない返答をされるという事もたびたびありますよね。
そのたびに、自分に自信の無い人だったら
「私の説明はそんなに下手くそなのかな」
とか不安になったり、
「私そんな変なことを言っているのかな」
と自信が無くなりますよね。
逆に自分に自信がある人なら
「あの上司理解力が無いな~」
とか
「コミュニケーション能力低いな~」
と話が通じない時であればそういう感情を湧かしがちですよね。
しかしこの話が通じないという問題は実は、どっちかが100%悪いという訳ではなく、両方悪い部分があるというのがよくあるケースなんです。
今回は、
- 何故話が通じないのか
- どうすれば話がちゃんと通じるのか
について紹介していきたいと思います。
上司とのやり取りで微妙なすれ違いや行き違いで上手くいかない方はぜひこのサイトで、上司とのコミュニケーションを潤滑にしてもらえてたらと思います。
目次
1.上司の方が悪いケース
(1)話をちゃんと聞いていない
そもそも話をちゃんと聞いていないというのはよくあるケースです。
①興味がない
上司でありながら報告や相談を受けている業務に対して興味がない時などは話をちゃんと聞いていないという事もありえます。
話の途中で、集中力が続くかず途中からちゃんと聞けていないなどコミュニケーションを取る相手としては非常にコミュニケーションを取りにくい相手ですよね。
②理解力が足りない
根本的に理解力が足りなければ話にすらなりません。
理解力が足りていないとこちらが問題として提起したい部分ではなく、自分の理解した範囲での自分なりの気になる事の話をしてくるので、全体的に見れば「そんな細かい事」という事でも口出しをしてきます。
分かったりふりの「知ってる知ってる」で話を聞こうとしないのも結構イラっと来るところです。
(2)他人の意見を受け入れられない
上司の中で、業務の進め方やイメージ像が完全に出来上がってしまっている場合や、自分がやろうとしていたやり方に沿わない意見をしたり、急に全く違う話をし出すなど、言ってることを理解するどころか、反発してくるような人も「この人話が通じないな」と思う人の特徴的な例ですよね。
こういう人は基本的にプライドが高く、自分の意見以外は間違っているという認識も持っているケースが多いので、柔軟な対応が難しく、部下からの意見を踏まえて判断するというよりも、自分が考えていた事や自分の案を押し通す傾向の方が強いです。
更に部下が自分の意見を受け入れてくれると思っている事も多く、仮に上司の意見に少しでも反発すると、すぐに感情的になり、それこそ手の付けられない状態にもなりやすいです。
(3)価値観のずれが大きすぎる
①各立場による目線の違い
会社に属していれば、社員目線もあれば、課長目線、部長、社長と様々な人によって目線が異なります。
社員からすれば
「これは大きな問題だ」
と思う様な事でも課長、部長達からしてみれば
「全体的に見れば大したことない問題だな」
という風に捉えられ方をすることもあります。
②育った世代による価値観の違い
最近であれば何処も会社もIT化を進めていくのが一般的と考えられていますが、会社の中でも年配に当たる人や50代を回ったような人であれば、会社の若手からのIT化に繋がる様な提案も「ややこしそう」「難しそう」とかなり抵抗を覚えられるのも事実です。
この様に様々なパターンで
「この上司話が通じないな」
と思う事も多いですが、実は自分が悪いというパターンもあります。
知らない間に相手に理解させにくい様にしたり、自分の整理不足によって話が通じなくなっていることもあります。
ここからは自分が原因で起こる話が通じないパターンについて紹介します。
2.自分に問題がある時
(1)論点が整理されておらずだらだらと話している
説明が結論からそれに基づく説明を簡潔に行われていなければ上司からしても長いし、要点が押さえられていないのであれば、わざわざ時間を割くのもうっとうしく感じる人もいます。
うっとうしく感じられてしまっては、途中段階で上司の思う範囲での判断をしたり、めんどくさがられてちゃんと聞いてもらえなかったりする事もあります。
自分でもそんな説明されるのはうっとうしくて仕方ないですが、そんなうっとうしい説明を意外と上司相手となると緊張していたりして、上手く話せていない時があります。
説明する前にしっかり頭の中で5W1Hなど話す内容を整理してから話した方が確実です。
(2)相手に気を使いすぎて、回りくどい言い方になら伝わっていない
上司への報告や相談であれば、
「これを現段階で言ったらややこしいな」
「この言い方をしたら怒るな」
などいろいろな事に気を使いながら報告したりすることもありますよね。
いろんなことを意識する間にいつの間にか伝えないといけなかったことが漏れ落ちていたりします。
上司を立てる気持ちや失礼がないようにという気持ちや大切ですが、過度になりすぎると伝えたいことが伝わらないケースがほとんどです。
最低限の「お時間大丈夫ですか?」という始まりだしや、言ってはいけない事だけ押さえて気遣いのしすぎて伝わらないという事の無い様に気を付けましょう。
2.話が通じない上司に上手く話を伝えるには?
(1)会話の中での細かい確認を増やす。
相手が理解していなさそうな雰囲気だったり、反応が薄い場合は、その都度
「この内容でよろしいですか?」
「分かり難い点はありますか?」
と確認してみましょう。
確認されると相手も返事をせざるを得ない状況になるので、理解できていなかったり分かっていないところは、
「ここはどういう意味なの?」
という風に確認してくれます。
この相手がちゃんと理解しているかを確認していくことが大切です。
この時に相手の気持ちを確認してみるのも良いでしょう。
「いまいちですかね?」
「もっと良いやり方ありますかね?」
など新しい計画の提案などをする時は相手の気持ちを確認しながら聞いてみれば、上司にとっても自分の意見を聞いてくれているという感覚になりやすいです。
(2)書面やメールなどで要点を絞って確認してもらう。
よっぽど直接会って話さないと礼儀的にまずいという様な内容で無ければ、メールや書類を作成しての報告でも構いません。
書面やメールLINEなどであれば、直接話して報告する事と違い
「聞いていないけど」
という問題は避けることが出来ます。
また報告を受ける相手としても、直接話すより時間が短縮されたり好きなタイミングでの確認が可能になります。
話すことが苦手だったり上がってしまう様な人であれば、書面やメールにすることで言いたい事が洗練されるので、要点をより簡潔にまとめて間違いなく報告できます。
話すのに自信が無い人にもオススメです。
(3)冷静に話すことを心掛ける
冷静に話す事が何より大切です。
上司に話をする中で自分の意見を押し通したい場面や上司が思わぬ反論をしてくる時もありますが、これに反抗的な態度や意見を聞かない様な素振りをすると余計に相手の気持ちを逆なですることにもなり、もちろん上司も良い顔をしません。
なので常に冷静に相手を否定せず話し続けることが一番丸く収まります。
話しているだけで上がってしまう人もいますが、まずは冷静が何よりです。
3.最後に!
いかがでしたか?
正確に伝えようと思うとどうしても自分の思う様に報告出来なかったり、相手の顔を色をうかがわずに一方的に報告している時も振り返ってみれば結構ありがちです。
私の実践した話が通じない上司にも伝わる一番簡単な工夫はその人の表情をしっかり見ながら話すという事でした。
顔を色を見ていると
これは理解しているな
これはちゃんと聞いてないな
というのが微妙な表情の変化から分かる様になります。
そうしている間に上司への報告も面白くなってくるのでぜひやってみて下さい!